摘果が始まりました

ミツバチが4/12に引き上げられ、白井市内ではその前後で梨の花が散りました。
今の梨畑は葉桜ならぬ葉梨の状態です。

目を凝らすと葉の中に小さな果実が成っています。
これが梨の実の赤ちゃん(幼果)です。
結実が確認できたらいよいよ摘果。
複数個結実している中から一個だけ幼果を残し、養分を集中させることで果実の生育を促します。
例年幸水の満開後の30~40日まで、ひたすら摘果作業をおこないます。

しかし今年は例年に比べて梨の開花の始まりが著しく早く、花が散るのも大変早かったそうです。
おかげで農家の皆さんはバタバタ(汗)
作業が間に合わず「授粉が上手くいったかどうか…」という心配な様子を口にする人もいらっしゃいました。

昔に比べどのくらい開花は早くなっているのでしょうか?
実際に気象庁のサクラの開花・満開日と白井市のミツバチ入出日の推移を調べてみたところ、確かにサクラの開花と同じく梨の開花もまた同じく早まっていました(ミツバチは梨の開花に合わせて導入されるので、梨の開花期間と相関しています)。
25年前と比べると、20日くらいミツバチの引き上げが早まっています。
確かにこれでは仕事の段取りが大きく変わってしまいますね…。


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白井市では梨の果実は満開から約110日で収穫になるそうです。
開花は市内でも地域差があるので一概には言えませんが、今年の満開110日後はおよそ7月20日前後になります(もちろん今後の気候次第でも変わるためあくまで目安です)。
ただ開花が早いと収穫も前進するのは間違いないそうで、今年はおそらく7月下旬には幸水が食べられそうという話です。

梨が早く食べられるのは嬉しいですが、早い生育に間に合わせるため、作業はかなり大変になってしまうこともわかりました。
あらためて農家の皆さんに感謝です…!

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