国道464号線沿いに直売所を運営されている七佐園さんへ、インタビューに伺ってきました。
梨作りについてだけではなく、今後チャレンジしたいことについても聞かせていただきました。
— 梨の栽培をこの土地で始めてどのくらいでしょうか?
- 岩佐さん
- 今の土地で梨の栽培をしてから60年になりますね。
- インタビュアー
- 岩佐さんが梨に携わるようになってどのくらいですか?
- 岩佐さん
- 私は就農してから6年くらいになります。
- インタビュアー
- 6年前に就農するきっかけがあったのですか?
- 岩佐さん
- 美味しい梨を作っていて毎年楽しみにしている方も多いのはわかっていましたが、後継者がいなく父が高齢だったのもあり、この良い環境を途絶えさせてはいけないと思い、就農を決めました。
毎年楽しみにしているお客様へ、
梨の提供を続けるために就農を決心した岩佐さん。
— 七佐園さんで取り扱っている商品を教えてください。
- 岩佐さん
- 幸水・豊水・あきづき・かおり・新高となります。
- インタビュアー
- 岩佐さんオススメの品種はどちらになりますか?
- 岩佐さん
-
豊水と菊水が好きな品種です。
菊水は味が濃く、甘みもあって酸味もあって美味しいです。
ただ、当園では私たち生産者が食べる分しか作ってはおりません。
- インタビュアー
- 美味しい梨を作るためのこだわりがありましたら教えて下さい。
- 岩佐さん
-
化学肥料を極力控え、競馬学校の有機肥料をふんだんに使って栽培しています。
また木になっている状態で完熟させてから収穫しています。
白井市にある競馬学校の馬ふんを用いた堆肥や有機質肥料を使用し、
地元の素材を生かした土づくりをしています。
— 梨農家をやっていて大変な事はどんな事でしょうか?
- 岩佐さん
- 夏の暑さや冬の寒さといった自然環境に合わせて働く事ですね。
- インタビュアー
- 悪天候の場合でも畑には出ないといけないですよね。
- 岩佐さん
-
そうですね。
雨でも収穫時期は朝早く梨の収穫をして、直売所を開けないといけませんし、冬は霜が張っても作業を進めなければいけないです。
そうやって一生懸命育てていても、病気にかかってしまったりする事もあってとても大変です。
- インタビュアー
- 逆に、梨農家を続けていてよかったと思う事を教えてください。
- 岩佐さん
- 直売所でお客様に梨を買っていただき、喜んでもらえる事が一番嬉しいです。
- インタビュアー
- 直売所だとお客様の顔が見えるし、率直な感想も聞けますよね。
- 岩佐さん
-
そうですね。
それと梨農家になる前はこんなに梨を食べていませんでしたね。
- インタビュアー
- 自分で育てた梨を食べる楽しみを覚えたという感じでしょうか?
- 岩佐さん
-
そうかもしれませんね。
毎年、収穫期にはすごい梨を食べているなと自分でも思うくらいです。
暑い日も寒い日も、毎日ていねいに梨づくりをしています。
— 今後チャレンジしていきたい事を教えてください。
- 岩佐さん
- 今後チャレンジしていきたい事は、直売所に来ていただいたお客様に梨の加工品を提供したいです。
- インタビュアー
- 最近は非常に暑いので、梨のかき氷とかスムージーなど食べてみたいです。
- 岩佐さん
- そういった商品展開をしたいと思ってはいますが、実際にやるとなると色々な課題をクリアしないといけないのです。
- インタビュアー
- 梨の収穫時期は忙しいですし、人手の確保も必要ですよね。
- 岩佐さん
- 年配の方だと梨をそのまま食べるのも苦労されると聞いているので、梨のコンポートとかにして食べやすくしたものを提供できたらいいなと思っています。
- インタビュアー
-
それはとてもいいアイディアですね!
歯が生えそろっていないお子様向けにもいいかもしれないですね。
— 岩佐さんのお気に入りの1本
幸水の木。その年に1番初めに梨がとれるので、お気に入りです。
— 白井市内でよく行く場所・お店
岩佐さんオススメのよく行くお店は【饗庭】さんと【チンシア】さん。
【饗庭】さんはお寿司が美味しくて、白井市にはあまりない雰囲気のお店でよく行かれているそう。
【チンシア】さんは北総線西白井駅前にある中華料理屋さんです。
ここの料理はリーズナブルなのにとても美味しくて、都内でこのレベルの中華料理を食べたらこの金額では絶対いただけないほど。
ママさんも人柄が良くて、こちらもよく行くお店なのだそうです。
どちらも予約した方が良さそうです。
七佐園さんで梨を購入した際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
【饗庭】
【中国料理チンシア(青霞)】
お父様から梨作りを受け継いだ岩佐さん。とっても気さくで親しみやすい方でした。
就農して6年目と若い梨農家さんですが、地元の素材を活かしながら日々梨作りに励んでいらっしゃいます。
ぜひ梨の加工商品にも挑戦していただいて、しろいの梨を盛り上げていただきたいです。
みなさん、直売所に足を運んでみてくださいね!
*2018年時の取材となります