白井市根の地で、梨農園を営んでいる七新園さん。
有機肥料を使い、収穫した梨はその日に売り切るという新鮮さに努められています。
15年間一般企業に勤め、就農された宇賀さんにインタビューさせていただきました。
— 梨の栽培をこの土地で始めてどのくらいでしょうか?
- 宇賀さん
-
60年くらいになります。
先々代がこの土地で農業を始めて、私で3代目になります。
最初は野菜のみでしたが、先代が梨を育てた事をきっかけに梨農家になりました。
- インタビュアー
- 宇賀さんが梨に携わるようになってどのくらいですか。
- 宇賀さん
- 私が就農してから20年くらいになりますね。
- インタビュアー
- それまでは他に何かやられていたのですか?
- 宇賀さん
-
一般企業でサラリーマンをしていました。
ただし、15年サラリーマンをしたら就農すると決めていました。
- インタビュアー
- 何か目的があってサラリーマンをされていのですか?
- 宇賀さん
-
そうですね。
家は農家で最終的には就農すると決めていたので、それまでに一般の企業に勤めて様々な見方を身につけようと思ったのです。
— 七新園さんで取り扱っている商品を教えてください。
- 宇賀さん
- 幸水・豊水・新高・新興・かおり・あきづきになります。
- インタビュアー
- 美味しい梨を作るために工夫されている事はどんなことですか?
- 宇賀さん
-
まずは基本の土作りですね。
当園では堆肥を使った有機栽培をしています。
土壌分析を毎年行い、土のバランスを保つ事を心がけています。
後は、収穫したその日に全て販売するようにしています。
- インタビュアー
- 宇賀さんオススメの梨の品種はどちらになりますか。
- 宇賀さん
-
豊水が好きですね。
特徴のある酸味、甘味、果汁のバランスがどの梨よりも美味しいと思います。
収穫したその日に売り切るようにしているので、
いつでも新鮮な梨が食べられます。
— 梨農家をやっていて大変な事はどんな事でしょうか?
- 宇賀さん
-
どれが大変という事ではなくて一つ一つの作業が大変ですし、1年通して畑を管理していくことも大変です。
趣味だと思ってやっています。
後は、梨の栽培はどうしても自然に左右されるので、雨ばかり続くと梨の味が薄くなってしまうのも困りますね。
- インタビュアー
-
雨が続くと、梨の味に影響が出てしまうのは大変ですね。
逆に、梨農家をやっていて良かったと思うのはどんな事ですか?
- 宇賀さん
- 毎年、梨の季節になると直売所にお客さんが来てくれて『今年はいいね!』とかダイレクトに意見を言ってくれるのが嬉しいです。
— 今後チャレンジしていきたい・していることを教えてください。
- 宇賀さん
-
次の世代へ梨作りをしっかりと継承していくことですね。
自分の息子には梨作りの基本を教えて独り立ちさせてあげたいと思っています。
- インタビュアー
- 息子さんは就農してからどのくらいですか?
- 宇賀さん
- まだ就農して1年なので、梨作りの1年の流れを一度体験した感じです。
- インタビュアー
- これから息子さんが育てられた梨の成長を見るのも楽しみですね。
— 宇賀さんのお気に入りの1本
全部の木が自慢です!と宇賀さん。
どれもひとつひとつ丁寧に育てられています。
— 白井市内でよく行く場所・お店
宇賀さんオススメのお店は、【河太郎】さんと【魚魚屋(ととや)】さん。
河太郎さんは付け合わせなどに白井の梨を使ってくれるそうです。
魚魚屋さんは元々魚屋さんという事もあって新鮮なネタがお手頃価格でいただけます。
【割烹 河太郎】
【魚魚屋(ととや)】
就農したばかりの息子さんと、これからも美味しい梨作りをしていただきたいです。
甘さと朝どりの新鮮さにこだわった梨を、ぜひ直売所で購入してみてくださいね!
*2018年時の取材となります