白昇園さんの声

白昇園

県道59号(通称:木下街道)沿いに直売所を構える白昇園さん。
梨の取り扱い品種がなんと12種類!という驚きの栽培をされています。
「新雪」や「菊水」、「なつひかり」など珍しい品種も育てている後藤さんにインタビューさせていただきました。

— 梨の栽培をこの土地で始めてどのくらいでしょうか?

後藤さん
先代がこの土地で梨の栽培を始めたので、67〜8年になりますね。
インタビュアー
後藤さんが梨に携わるようになってどのくらいですか。
中嶋さん
私が就農してから38年くらいになります。
インタビュアー
梨農家になろうと思ったきっかけを教えてください。
後藤さん
元々一般の企業に勤めていたのですが、会社の景気が悪くなった為、その会社を退職後に就農することになりました。
長男だったのもあったし、そういったきっかけもあったので…
気持ちを切り替えて梨農家としてやっていく事に決めてから今に至ります。
インタビュアー
勤めていた会社の景気が悪くならなければ就農しなかった可能性もあったという事でしょうか?
後藤さん
どうでしょうね。
私たちの世代は長男が家業を継ぐのが当たり前でしたから、会社の件がなくても就農していたかもしれませんね。

白昇園

元々はサラリーマンだった後藤さん。
いずれは梨農家になる覚悟がありました。

— 白昇園さんで取り扱っている商品を教えてください。

後藤さん
うちは多いですよ。
幸水・豊水・あきあかり・なつひかり・あきづき・新高・新興・菊水・秋麗・かおり・王秋・新雪になります。
インタビュアー
すごい、12品種も取り扱っているのですね。
初めて聞く品種もあります。
後藤さん
詳しい理由は後ほど話しますが、どれも美味しいですよ。
インタビュアー
美味しい梨を作るために工夫されている事はありますか?
後藤さん
当園では味の良い梨をしっかりと完熟するまで待って収穫していて、梨の甘さには自信がありますね。

— 梨農家をやっていて大変な事はどんな事でしょうか?

後藤さん
そうですね、強いて言うなら天気でしょうか。
最近は天候が全く読めないので困っています。
農業は自然と共存して行う事なので、天気が読めないと自然災害への対策が遅れてしまう事もあり、商品の品質を保つ事が大変難しくなります。
インタビュアー
我々消費者ですら、最近の天候には振り回されていますから…
梨農家さんは本当に大変ですよね。

逆に、梨農家をやっていて良かったと思うのはどんな事ですか?

後藤さん
お客様に梨を食べて頂いて「美味しかったよ」と言っていただいた時はとても嬉しいですね。
お客様の声を直接聞く事ができるのは直売所をやっている強みでもあります。
インタビュアー
1年365日、手塩にかけて作った梨を美味しいと評価してもらえたら、さぞかし嬉しいですよね。
後藤さん
そうですね。
なかなか思い通りにはいきませんが、自分が思っていた通りの梨ができた時は嬉しいです。

白昇園

直売所でお客様と会えるのが楽しみです!

— 今後チャレンジしていきたい・していることを教えてください。

後藤さん
当園で販売している梨はまず、自分が食べるように育てて食べます。
自分が本当に美味しいと思った梨をお客様に提供できるよう作付け面積を増やして、提供していくようにしているので日々新しい品種を開拓していますね。
インタビュアー
自分が食べて美味しい梨を販売する。
常に消費者目線で梨の栽培をされているのですね。
後藤さん
はい。
自分が食べて美味しいと思える品種を少しずつ栽培しているうちに、これだけ品種が増えてしまったんです(笑)
インタビュアー
消費者としては、馴染みのある幸水や豊水もいいですが、色々な梨を食べてみたい気持ちもあるので嬉しいです。
後藤さんおすすめの品種はどれですか?
後藤さん
複数ありますね。
幸水・菊水・秋麗がお気に入りです。
秋麗は青梨ですが、甘さが強くてとても好きです。
美味しい完熟の梨をご用意しておりますので、是非、直売所へお越しください。

— 後藤さんのお気に入りの1本

白昇園

後藤さんのご自慢の木は、幸水と豊水をかけあわせたこちらの木。
太くて立派な梨の木です。

— 白井市内でよく行く場所・お店

国道16号沿いにある、JA西印旛農産物直売所【やおぱぁく】。
後藤さん行きつけのお店です。

こちらでは、梨以外にも白井市内の農家さんが収穫した野菜や果物が購入できます。
白昇園さんの梨も販売していますよ!

【やおぱぁく】

白昇園

自分が食べて本当に美味しいと思える梨を育てている後藤さん。
納得できる味を少しずつ栽培しているうちに、12種類も増えてしまったと優しく笑う姿には、
常に消費者目線で梨作りをひたむきに続ける生産者さんの顔がありました。
珍しい品種も取り揃える直売所に、ぜひ足を運んでみてくださいね。

*2018年時の取材となります

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